映画の感想「天気の子」2019年興収日本一

このブログでは見たい映画や見た映画のタイトルについて言及してきたが、
最近は映画館では全く見れていないので、過去作の感想について少し書いてみたい。

先日は買い置きのBlu-Rayで鑑賞した「シャザム!」と「スパイ」について書いた。
映画館で見た映画も少し触れていきたいと思っている。

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「天気の子」

2019年興収日本一になった作品。

2016年公開で監督作6作目の「君の名は」が興収250億円の思いもよらぬ大ヒットとなり、
次回作が注目された新海誠監督の7作目。
期待に違わず、140億円の大ヒットとなった。



醍醐虎汰朗、森七奈、小栗旬、本田翼、倍賞千恵子、神木隆之介、上白石萌音、平泉成。



冒頭は、長雨の中、病院で母を見守る少女。
窓の外に一筋の光が見え、少女は光を求めて差し込む先を目指す。
その先にあったのは廃ビルの屋上の神社。
少女が強く願いつつ、鳥居をくぐると少女の体は宙に浮き、大空高く舞い上がった。



高校生1年生の森嶋帆高(声:醍醐虎汰朗)は、家出してフェリーで東京に向かっていた。
帆高は突然の豪雨で落水しそうになり、須賀圭介(声:小栗旬)に助けられる。

帆高は東京でバイトを探し始めるが、身分証もない高校生には全く見つからず。
手持ちの金も少なくなってきたとき、偶然ひっくり返したごみ箱から上鼓に入った拳銃を拾う。

金が尽きた帆高はフェリーで助けてくれた須賀の事務所K&Aを訪ねる。
事務所いた若い女性、夏美(声:本田翼)は須賀の姪。
帆高は住み込みのバイトとして雇われ「食、住」は確保できた。

須賀の仕事はオカルト系雑誌のライター。
噂や都市伝説を取材して記事にしている。

帆高は事務所の雑用のほか、夏美のバイクに同乗して取材に向かう。
話題は最近噂の「100%晴れ女」。都市伝説としては格好のネタだ。

ある日、帆高は怪しい男が若い女性を強引に誘っているのを見かける。
女性は以前、帆高にハンバーガーをおごってくれた店員で、帆高は女性を連れて逃げる。
追いつかれて思わず銃を発射、男たちがひるむすきに逃げ廃ビルに逃げ込む。

女性は陽菜(声:森七奈)18歳、と名乗り、帆高を屋上の神社に連れて行く。
そして、「今から晴れるよ」と言って祈ると本当に晴れ間が広がった。
ついにみつけた「100%晴れ女」。
「100%晴れ女」は実在した。

帆高は「晴れ」を商売にすることを思いつくが、事態は思わぬ方向へ展開する。

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劇中の天気に理屈、理論は全くないが、この際この映画には必要ない。
結末には賛否あるらしいが、違和感はなかったし、これで良いと思えた。

それはともかく、なんとなく不思議な感覚の映画だった。
夢か現か幻か。
こういう展開の映画はあまり見たことがない感じだった。

主人公が異世界に紛れ込んでしまう映画は山ほどあるし、現実の世界が破壊される展開も数多い、
異世界と現世を行き来する映画も多いが、いずれとも違う。
「新感覚」と言うほどではないにしても、今までにない映画の感じだった。

「雨」がこれだけ降り続く映画も珍しいからかもしれない。

雨を前提として晴れるためには辻褄合わせ、帳尻合わせが必要と言うのはすんなり入るものの、
限定的な「晴れ」の代わりに局地的な「どか雨」が起こっているんだから、それでゼロサムだろうと
思ったのは私だけか。

とはいえ、やはり映画は意外性。
TVドラマのようにある程度思った通りに展開するものと違って、先が読めないほうが面白い。
ヒント程度は必要だけどね。



展開では、ご都合映画では端折られがちな警察の動きも、まずまず納得がいく程度に描かれていた。
ただ、刑事が2人一組で動くのはいいけど、平泉成はちょっと声が年を取りすぎの感じがした。

また須賀は小栗旬の見た目とあまりにも違うので少し違和感があった。
神木隆之介や上白石萌音(「君の名は」のコンビ)は、鑑賞時は全く気付かなかった。
特徴ある声も善しあしというところか。



「君の名は」を「思いもよらぬ大ヒット」と書いたが、それまでの作品がせいぜい
億を超える程度の興収だったのに対し、「君の名は」は公開直後から大盛況。
監督は仲間内で「10億円行くといいね」などと言っていたと聞いたことがある。
それが、10億円どころかあれよあれよと言う間に100億円、そして200億円超えて
興収を伸ばしていったのだから、思いもよらぬ以外の表現が思いつかない。



雨が局地的に何年も降り続くのかどうかはさておき、確かに東京は海抜0メートル以下の地帯が散在する。
堤防と閘門によって排水し、域内の水位を下げているので、仮に排水が完全に行われなかったとしたら、
東京湾の水位より低い、城東地区(墨田区、江東区、江戸川区)の大半は水没する。

また、満潮時の潮位によっては、荒川区、台東区、中央区の大半、大田区や品川区の海岸側も水没する。
江戸城が海岸近くに建てられた海城で、城東地区はほぼ埋め立てで作られているので当然といえば当然。

埋め立て地は地盤が固まるまで100年は掛かると言われ、その間徐々に収縮沈下を起こす。
江戸時代の埋め立て直後には海面より高かった地域も今は0メートル地帯になってしまったということだ。

通常の豪雨や高波であれば、種々の対策が取られていて、そうやすやすと水没することはない。
しかし、直下型地震や超巨大台風、さらには3年間にわたって降り続く豪雨ならば浸水は免れまい。

ただ、浸水があったからと言ってこの地域の人たちがすべて家を失うのかと言うとそうでもない。
例えば、江東区では70%以上の住民が集合住宅に住んでおり、高層住宅も多い。
通常のマンションでは1階当たり3m、オフィスビルでは4mの地上高がある。
1階に住居を置かない集合住宅も多い。

それまでの生活が大きく変わることは間違いないが、水上都市的な生活になってしまったとしても
全員が家を失うわけではない。

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